人材育成にも力を入れている。本田社長は社員に「自起自動(本田社長の造語。『自分で起きて自分で動きなさい』という意味)型の社員になりなさい」「二歩先の未来を見据えなさい」と言い続けている。言われてから行動を起こすのではなく、自分で発想して自分でやる。そして全てにおいて二歩先を目指し続ける。中小企業が大手に伍して事業をするには、それぐらいの行動力と知恵がなければならないとの考えからだ。
同社には本田社長が独自に考案した原価計算の手法があり、商品一品ごとに原価が把握できるようになっている。営業担当者はどの商品がどれぐらいの利益率なのかを理解して商談に臨むことができる。財務データは部門ごと、工場ごとに月次で管理できており、市場の変化を迅速に察知して、対策が打てるようにしている。データを攻めと守り両面で活用している。また、カーボンニュートラルへの取り組みとして、本社工場に自家消費型太陽光発電システムを導入し、本社で消費する電力の大半を賄えるようにしたり、CO2 削減につながる主力製造機械の導入、廃材を使用した段ボールパレットを開発したりするなど、温室効果ガスの排出削減に率先して取り組んでいる。こうした取り組みが評価され、2023年に香川県が実施する「第1回かがわ脱炭素促進事業者表彰」の大賞を受賞した。