当社は、歯科技工所に勤務していた創業者が技工所の経営難を救おうと、1980年代に販売管理ソフトを開発するところからスタートした。開発したのは、歯科技工所の業務負担を削減し、経営状況を可視化・分析できる販売管理ソフト。それが、現在の「いればくん」シリーズの礎となった。
ソフトは勤務していた技工所の経営改善に効果を上げ、1986年に会社を設立し販売を開始。利用者のニーズに対応し、改良・開発を繰り返すうちに「いればくん」は口コミで業界に広がり、全国に販売展開するまでになった。その技術をベースにソフト開発やホームページ制作などの事業を展開。多種多様な課題をITとデザインの力で解決することで、ステークホルダーのみなさんに喜んでいただける企業に成長した。
90年代にはスポーツイベントの業界との関係が生まれ、マラソン大会をはじめボートやカヌー、アーチェリー、馬術といったさまざまなスポーツ競技でのタイム計測や集計業務を手がけるようになった。
全国各地で開催されている市民マラソン大会では、ゼッケンなどに取り付けたICチップを活用して、1000人規模の参加者一人ひとりのタイムを正確かつスピーディーに記録。主催者やランナーのみなさんに大変喜ばれている。この自動タイム計測業務に関しては、コロナ前には年間約130レースの計測。当社の売り上げの半分を占める大きなビジネスに成長した。
ところが、コロナ禍で、全国的に大会開催の自粛が広がり、実際に開催された競技は20レース以下にまで減ってしまった。スポーツイベント事業部の売り上げは、コロナ前と比較して20%以下になってしまい、一時期休業をせざるを得ないところまで追い込まれた。