まず天然物化学(Natural Product Science)を専門とする研究者の私自身が、商品化に関わっていることだ。グレープフルーツの医薬品相互作用の研究をきっかけに食品の有効成分の活用に着目し、その後、ハーブ、いちご、ハトムギなど、さまざまな植物の成分研究を行っている。これまでに取得した特許は20件を超えており、医薬品、食品、環境、衣服、住まいのそれぞれの場面に応じて薬学的見地からアイデアを提供できる。例えばイチゴのポリフェノールやハトムギに含まれる成分を抽出して、ダイエットや美白に効果のあるサプリメントを開発した。
次に、石川県内の大学や企業などと連携していることだ。当社は中小機構が石川県野々市市に整備したインキュベーション施設「i-BIRD」に入居しており、隣接する県立大学や他の入居企業とのコラボレーションにより多くの商品開発が進んでいる。例えば大学と共同研究した大豆のミクロパウダーを元に、肉や魚、卵、乳製品などの動物性食品を食べない「ヴィーガン」の人に対応したマヨネーズを開発している。