「実は、ギフト・ショーには創業2年目の2002年から16年連続で出展しているのですよ。当時既に備長炭ブームは終わっていましたし、日本ではさまざまな炭製品で飽和状態でした。でも継続して出展するうちに、中国など海外のバイヤーも立ち寄ってくれるようになったのです」と同社創業前からセラミック炭製品のマネージメントを長年担当してきた松浦弘直さんは語る。
そもそも同社がセラミック炭のプロジェクトに乗り出したのは1998年頃のこと。木材加工機械を開発製造する横山鐵工株式会社の一事業部として、間伐材を有効活用するためのセラミック炭製造プラントの開発を目的にスタートした。松浦さんがまず商品化したのは土壌改良や住宅用の建材としてのセラミック炭。当時は循環型社会が注目され始めた頃で、木材関連から排出される端材、チップ、間伐材の再利用の機運が高まり、多数視察に訪れたというが、なかなか導入には至らなかったのだとか。
「香りを残して嫌なニオイを脱臭する機能に着目して、どう付加価値をつけるかを試行錯誤しました。そこで持ち上がったのが静岡のヒノキを活用した地域資源活用計画でした。単なる建材という域を超え、デザイナーやプランナーと一緒に脱臭&ヒノキのアロマによる空気清浄器『アルーマ』を開発したのです」。それ以降、セラミック炭の脱臭&調湿機能を生かした新しいプロダクトを次々と開発し、2002年から毎年連続でギフト・ショーに出展。販路を全く持たない状況から、インテリアや雑貨業界へ着々と販路を拡大した。