私たちの強みとしては(1)大きな貿易会社にはできない、地域商社ならではのサポート(2)現地に合わせた商品作り・現地の人が好む味に近づける商品作り(3)時代の変化に合わせた適応力-の3つが挙げられる。
まず、地域商社ならではのサポートでは、地元沖縄における各企業において、魅力的な商品を製造販売しており、海外に輸出する際に戸惑っている方々のお手伝いをしている。今年2月には、香港の日系百貨店「SOGO香港」で開催された沖縄フェアで、現地法人の新垣通商香港が6ブースを設け、シークヮーサー果汁や離島の加工品など全96品を紹介した。一般社団法人沖縄県貿易協会の会長をつとめていることもあり、沖縄、さらには九州の商品をどのように海外にアピールするかを関係者と一緒になって考えていく。
次に、商品作りでは、消費者のニーズをつかむよう努力している。商社は元来、BtoBのビジネスを行っていたが、昨今のコロナ禍を機に、一般消費者向けECサイト構築するなどして消費者と直接つながるようになった。その際に、海外の消費者のニーズも把握している。たとえば、コロナ禍で日本を訪れることができなくなり、「ジャパンロス」「沖縄ロス」というような寂しさを感じている方々が多い。そういう消費者の心を癒せるような商品作りを進めている。
最後に、時代の変化に合わせた適応力では、コロナ禍でのデジタル化へのシフトをスムーズに行うことができた。海外電話は高額なため、10年ほど前からウェブ会議システムを導入していたことで、各社の環境に合わせた新しいWEB会議システムの導入に対して、特に抵抗もなく行うことができ、すぐに対応できた。ECサイト構築も5月に決定し、同8月に立ち上げることができた。また、コロナ禍で消費者の健康志向が高まったことから、迅速に商品の見直しを行った。