特集・事例
経営環境の変化に応じた舵取りのヒントを、様々なテーマの特集・事例としてお届けします。
注目記事
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廃棄繊維のリサイクル促進に向けて色で素材を循環【株式会社colourloop(京都府京都市)】
日本国内では衣類など年間200万tもの繊維が廃棄されている一方で、リサイクル率はきわめて低い。こうした社会課題を解決しようと、京都工芸繊維大学の大学発ベンチャーである株式会社colourloop(カラーループ)は、「色」をキーワードにして廃棄繊維を魅力ある素材に生まれ変わらせる取り組みを進めている。4月開幕の大阪・関西万博では2社とのコラボレーションで廃棄繊維から作ったベンチを提供する。博士号を有するCEOの内丸もと子氏は「廃棄繊維からこんな面白いものができることを、万博会場を訪れる人たちに知ってもらいたい」と話している。
SDGs達成に向けて
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CO2冷凍機で地球温暖化に挑む【日本熱源システム株式会社(東京都新宿区)】
日本熱源システム株式会社は、冷凍機の冷媒に温暖化の影響を大幅に低減させたCO2を冷媒に使う冷凍機を開発、製造・販売する日本で数少ないメーカー。「日本では難しい」と言われていた自然冷媒のCO2を用いた冷凍機を、同社はどうやって実用化させたのか。世界から最良の技術を活用するという柔軟な発想による開発力と、CO2冷媒の価値をユーザーに認知させる営業力が同社を支えている。
GXの旗手たち
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痛みを伴う“荒療治”で長年の悪しき慣習を打ち砕く「株式会社小菱屋」
「できない!」「できるだろう!」—。2代目社長のもと改革に乗り出した創業50年余の豆腐メーカー、株式会社小菱屋(こびしや)では、幹部社員と支援にあたるアドバイザー(AD)との間で激しいやり取りが繰り広げられた。痛みを伴う“荒療治”だったが、会社を良くしようという共通の思いで長年の悪しき慣習を打ち砕く結果となった。まだまだ山積の課題の解決に向けて同社の挑戦は続いていく。
Be a Great Small
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“森羅万象をデジタル化”で建造物や万博会場を未来へ残す「クモノスコーポレーション株式会社」
「森羅万象をデジタル化する」とのミッションのもと、著名建築物などの3次元データ化を手掛けるクモノスコーポレーション株式会社(大阪府箕面市)。阪神・淡路大震災を契機に創業した同社は「地震が起きたら真っ先に駆けつける」とのポリシーのもと、東日本大震災や熊本地震など国内外の被災地で復旧・復興に貢献。来年4月に開幕する大阪・関西万博では会場整備参加の第1号としていち早く名乗りを上げた。創業者の中庭和秀社長は「万博会場のすべてをデジタル化し、100年後の未来へ伝えたい」と話している。
Be a Great Small
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顧客目線のサービス提供でダイナミックプライシングに成功! ゆくゆくはJapan Technologyを世界に【Y'S Agri合同会社(千葉県千葉市)】
開発コンサルタントとして、ODA事業において農業指導員として海外に派遣されていた芳澤 和哉氏に、何度となく寄せられる質問——What is Japanese technology? 考えた末にたどり着いたのが、いちごの観光農園。大学院時代の悪友・澁谷 陽平氏とともにY'S Agri(ワイズアグリ)合同会社を立ち上げ、新規就農業者として事業を開始した。周囲の農園に比べ値段が高いにもかかわらず、いまや自社サイト経由での集客リピート率5割という人気農園となっている。
中小企業のイノベーション
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商用EVをファブレス生産 環境インフラ構築を目指す【フォロフライ株式会社(京都市下京区)】
脱炭素化に向けて電気自動車(EV)への転換が求められているが、日本は海外に比べ大きく出遅れているのが実情だ。京都市下京区のスターアップ企業、フォロフライ株式会社は2021年にファブレス方式で商用EVを生産・販売する事業をスタート。大手物流会社が導入を決めるなど大きな成長が期待されている。その取り組みが評価され、代表取締役の小間裕康氏は「第24回Japan Venture Awards」(中小機構主催)で最高賞の経済産業大臣賞を受賞した。
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