中小企業応援士に聞く

SDGsの理念で社会貢献【株式会社ダイワホーサン(奈良県宇陀市)取締役会長・辻本勝次氏】

中小機構は昨年度から中小企業・小規模事業者の活躍や地域の発展に貢献する 全国各地の経営者や支援機関に「中小企業応援士」を委嘱している。どんな事業に取り組んでいるのか、応援士の横顔を紹介する。

2021年2月08日

軽さとデザイン性、高い耐水性を兼ね備えた通学カバン
軽さとデザイン性、高い耐水性を兼ね備えた通学カバン

1.事業内容をおしえてください

創業者の辻本勝次取締役会長
創業者の辻本勝次取締役会長

1966(昭和41)年に、輸出用のカバン製造を主力とする縫製業を個人事業として立ち上げた。70年代に入って国内外のスポーツブランドバッグの生産を受託する事業形態に転換した。

現在では通園・通学カバンの自社ブランド製品をはじめ、リビングインテリア用品、幌カバー・サンシェード、シートカバーなどの自動車関連部材、カーテン・シートなどの鉄道車両関連部材を主に製造している。

時代のニーズに合わせて、縫製・裁断によるものづくりの領域を拡大しようと努力している。

2.強みは何でしょう

縫製・裁断加工の技術力と、商品の品質の高さには自信がある。当社のカバンは、特殊ナイロン生地を採用した丈夫なつくりになっている。小学生向けのカバンは、安心して6年間使える高品質商品だ。

自動車や鉄道車両の付属品として用いられるシート類は、自動車や鉄道車両メーカーの基準に適合した高い精度と強度を備えている。

3.課題はありますか

自社企画製品のバッグ類のみならず、新規事業として手掛けているライフジャケットなどの防災関連製品の販路をさらに開拓したい。

実現するには、ユーザーに製品の特長や優位性を強く訴求することが必要だ。ウェブによる情報発信やEC活用など、新たな営業戦略を練っている。

4.将来をどう展望しますか

製品PRやEC展開に取り組んでいくとともに、ユーザーのニーズに真摯に対応しながら、顧客から求められる製品づくりに真に努めていく。コロナ禍でも本業である「縫うことへのこだわり」を忘れずに、これまで続けてきた縫製技術と実績を大事にしながら事業を展開していく。

5.経営者として大切にしていることは何でしょう

「働くとは、端(自分の周囲=社会)を楽にすることである」という社是のもと事業を実施している。常に使う人の立場に立ち、ものづくりを通して、真に社会の役に立とうと心掛けている。

企業は、経営を通じてステークホルダー(利害関係者)が繁栄し、地域が良くなるように貢献すべきである。SDGsが示している通り、これからの時代は多くの人が協力し合い、助け合うことで幸せになれる取り組みが、ますます重要になってくるだろう。

当社も社是やSDGsの理念を大切にしながら、事業を通じて社会に貢献していきたい。

企業データ

企業名
株式会社ダイワホーサン
Webサイト
設立
1988年7月2日(1966年3月3日創業)
代表者
辻本小百合 氏
所在地
奈良県宇陀市大宇陀野依220-3
Tel
0745-83-2785

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