設備導入から1年もたたない2018年9月6日未明。最大震度7を記録した北海道胆振東部地震が発生した。震源に近いところでは大規模な土砂崩れが発生し、人命も失われた。地震発生直後から道内のほぼ全域で電力が止まるブラックアウトも起きた。
本来は停電後30秒後に非常用発電機が自動稼働するはずの同社でも、薬局施設全体を動かすためのアンペア数が足りず、稼働して直ぐにブレーカーが落ちてしまった。機器が起動するときの使用電力が計算上と食い違っていたからだ。福地社長はすぐに工事に携わった電気会社に事態収拾を依頼して復電を図った。
高齢者安否確認では市役所や消防署などの関係部署と連絡を取り、対応をすり合わせた。さらに市役所から携帯電話の充電サービス所としての依頼を受け、自社のSNS(フェイスブック)でも告知した。
福地社長は「土地柄か携帯電話の充電に来店した人は僅かだったが、結果的に市内で唯一通常営業を継続したし、地域への貢献ができた」と思う。今後も「より暮らしやすい地域実現のために、関係機関との連携を行っていきたい」と話している。