プラシェルに続いて、同じく卵の殻を活用した紙製品の開発を進めた。プラスチックから紙に置き換わることで環境保護の効果があるが、紙の原料である木はCO2を吸収するもの。殻を配合することで森林の伐採を少なくできれば、二重の意味でCO2削減につながる。そうした期待を込めて2020(令和2)年春に発売されたのが次世代のエコペーパー「CaMISHELL(カミシェル)」だ。
卵の殻を10~50%程度配合した紙製品で、特許も取得した。そして新生紙パルプ商事と三菱製紙の2社がカミシェルの商標とロゴマークを共同使用して製品の製造・販売を行うことになった。カミシェルはCO2削減モデルとして高い評価を受け、第9回渋沢栄一ビジネス大賞で大賞を獲得し、2年連続の受賞という快挙を成し遂げた。
プラシェル、カミシェルに続いて今年7月から本格販売されるのが次世代のバイオマス素材「Shellmine(シェルミン)」だ。シェルミンは卵殻、パルプ、補強材を加えて高圧力で製品化させたもので、卵殻の比率は55%。食器製造・販売のアヅミ産業(さいたま市)がシェルミンを使った商品を製造・販売する。現在、多数の問い合わせが来ているなかで、すでに大手外食チェーンや大手ホテルチェーンで採用が決定している。