協議会を立ち上げたものの、勉強不足で何から始めていいかもわからない状態だったそうだ。「これまでは行政からのミッションがあったが、今度は自分たちで考え、自分たちで活動しなくてはならない。しかし、考えも漠然としていた」と今若氏は振り返る。
当時、今若氏は中小機構中国本部で経営支援アドバイザーをしていたことから、つきあいのあった中国本部地域・連携支援課主任の豊福一樹氏(肩書は取材当時)に相談した。「地域経済を活性化するために中小機構と民間事業者、行政や支援機関が連携して取り組むスキームがある。その事業で応援できるのではないか」と地域経済振興支援事業の活用をアドバイスされた。
協議会が誕生して数カ月が経過した2021年の夏、豊福氏ら中小機構のメンバーが協議会を訪問。本格的な支援がスタートした。機構から派遣されたアドバイザーが入り、メンバーたちと観光誘致の方向性などを議論した。
「地域を周遊できるような取り組みをしよう」
「観光地ではないので、われわれを選んでもらえるような具体的なテーマが必要だ」
「広島は修学旅行のメッカ。それならば、教育旅行はどうだろう」
「ここは自然と触れ合う施設が多い」
「だったら、今注目されているSDGsを中心に取り入れたい」