オートミールの需要が増加し、ライバル企業が市場に参入し、きわめて競争が厳しい状況になってきた。原材料費や物流費の高騰でコストが上昇し、値上げを検討しなくてはならない状況なのだが、競争が激しくなり、値上げどころか値下げを考えなくてはならないほどになっている。コロナ禍にあっては、経営判断のスピードが最も重要だ。パッケージの見直しなどコスト削減や、中身の改善などの対策を今まで以上にスピード感を持って対応している。
人気が高まってはいるものの、オートミールの喫食率は15%ほど。まだ、85%の人は食べたことがない。こうした人たちへの訴求をもっと進めていきたい。オートミールはスポーツ選手も美容に気に掛ける人気モデルもよく食べている。スポーツ選手向けの商品やアクティブシニア層向けに健康に特化した商品などいろいろな入口を提案しながら需要の拡大を進めていきたい。
また、2022年秋からは、ミューズリーというシリアルを重点投入する。オーツ麦にドライフルーツやナッツなどを加えたものだ。簡単に言えば、砂糖を足さないグラノーラのような食材だ。日本人の口にあった食材で、新しい生活様式の中で受け入れられる商品だと思っている。当社は100年ほど前に、誰も食べたことのない、コーンフレークやオートミールを日本で初めて製造・販売したベンチャー企業。常に大手企業が当社の真似をするような立ち位置で、老舗企業ではなく、ベンチャー企業として市場をリードしていきたい。