まず基本方針の「人命保護の最優先」では、災害時に従業員が取るべき行動を定めた防災マニュアルを制定した。災害時の初動手順、安否確認の連絡方法などが分かりやすく記載され、必要な対策は随時、追加・実行される。例えば本社や物流拠点で棚・モノなどの落下・滑り・転倒防止措置を採ったほか、各拠点に非常時の連絡手段の一つとして衛星電話を新設した。さらに拠点ごとに食料、生活用品、防災安全機材などを備え、通常はベンチで非常時は炊出しに使える「かまどベンチ」、下水道管路上に設置する「マンホールトイレ」、川の水を飲料水に変えられる「飲料水生成装置」も用意した。
2つ目の「資産の保護と業務の早期回復」では、コンピューターサーバーを備える本社、谷田部物流センター、つくばアーカイブセンターの3カ所に非常用発電設備を導入。電力会社からの電力供給が止まっても、自家発電で稼働できるようにした。これにより荷役機器などが動かない場合も、ピッキングや配送に必要な情報を確保し、人力による出荷が可能になる。またトラックの燃料調達を確実にするため、自家用給油所を導入・設置した。