とんとん拍子に見えるが、ローンチしてから変えていったことも多い。YASUYO氏によると「まず、当初に設定していたペルソナが間違っていました」。都心部に住む、高級ママファッション誌を愛読するような層としていたが、百貨店に行けばすぐにモノが手に入る都会の人より、地方の人の利用者が多かったのだ。
YASUYO氏は、サブスクの継続率を高めるため、料金体系と解約方法を改善した。1回ごとに支払うスタイルでは、継続率が低く、幼児食までずっと続くとなると抵抗感があることがわかった。また、YASUYO氏自身がほかのサブスクを利用した際に、解約の難しさや面倒くささを痛感したことから、解約がしやすいようにプランを変更。様々なプランを設け初期費用の負担を軽減し、よさを理解してもらいやすくすることで、LTVの向上を図った。
現在は300人を超える定期購入者と、東京都の出産支援カタログにも採用されており、徐々に人気を伸ばしているが、儲かっているか?というとそうでもないという。ただ、「資金を借りて大きく広告を打ったりはしない」とYASUYO氏。もともと『Club YASUYO』のファンだった人たちも、信頼できるYASUYO氏のおすすめだからと安心して購入してくれていた。それは他ならぬ、YASUYO氏自身が苦労して見つけ、試行錯誤して編み出したレシピや安全食材だからであって、そこに共感しているのである。だから先述のように企業案件でもお断りするし、自分たちだけの資金でやりくりする。
FUNFAMは厚生労働省が主催する『第9回 健康寿命をのばそう! アワード』でも「厚生労働省子ども家庭局長優良賞」を受賞している。これは子育て・教育・保護者のメンタルや健康に貢献する事業であると厚労省から認められた証だ。有名人に広告に出演してもらうよりも強い信頼ではないだろうか。