2015年2月に合同会社を設立し、奈良市内のカフェ「kakigoriほうせき箱」)でかき氷の提供や物品販売をしている。奈良の方言で「ほうせき」は「おやつ」の意味。お客様のきらきらした笑顔が輝く場所にしたいと名付けた。
売り物は「エスプーマ(ESPUMA)かき氷」だ。エスプーマとは炭酸ガスや亜酸化窒素で食材をムースのような泡状にするスペイン生まれの調理法で、フワフワに削ったかき氷の上に搾りたてのミルクや大和茶など地元産の食材で調理した泡をトッピングする。クリーム系と異なる軽い食感で、インパクトある見た目とやさしい味が両立できる。
バレンタインやクリスマスなど年間イベントに合わせ、季節の食材を豊富に盛り込んだメニューを1~2週間ごとに開発し、1000円から1300円で提供。行列ができるため、開店前の午前7時から入店整理券300枚を配布し、コロナ前は年間7万食、約7900万円を売り上げていた。
かき氷の他、奈良県内の耕作放棄地を借りて柿葉を生産し、お茶や入浴剤など関連商品の開発販売する事業にも着手。昨年6月に柿の葉専門店「sousuke」という屋号で新規出店も予定していた。
ところが、コロナ緊急事態宣言で昨年4月の売り上げは前年比8割減。宣言解除後の5月、6月も同3割減、7月8月の夏場でも1割減となった。柿の葉専門店も今後の状況が読めず出店を断念した。