同社の主力ブランドは社名と同じビコーズ。「とくに深く考えて名付けたものではない」(渡辺氏)というが、デザインにはこだわりがある。傘を広げたときのフォルムと畳んだ際のたたずまいを重視。「とくに広げたときに傘全体が美しい弧を描くように、製造委託先である中国の工場と何度も議論を重ねた末に完成させた」という。
一方、新ブランドのユーデイは環境への配慮がポイント。傘は日傘も含めて天気と縁がある商品である。集中豪雨など自然災害が多発する昨今、天候に関わるビジネスを手掛ける企業として環境への配慮について発信する必要がある、との考えから誕生したブランドだ。
「3本のペットボトルが地球に優しい1本の傘に生まれ変わります」とのキャッチフレーズのとおり、傘の生地にはペットボトルのリサイクルで作られた再生生地を使用。通常8本ある骨の本数を減らす一方で、軽くて丈夫なグラスファイバーを使用し、強風でも壊れにくい構造になっている。さらに、有害物質を含まず、世界トップレベルの安全な繊維製品の証であるエコテックスの認証を取得。まさにサステナブルな商品だ。デザインよりも機能性を重視し、男女で兼用できるシンプルな色・スタイルとなっている。「性別や年齢に関係なく家族でシェアでき、長く大事に使える傘になっている」(渡辺氏)という。
ブランド名は、ビコーズと異なり、さまざまな意味を込めて付けた。「U」はユーティリティ(機能性)、ユニセックス(男女兼用)、ユニバーサル(普遍的)、ユー(あなた)などを表し、もちろんアンブレラ(傘)の頭文字でもある。