同社の所在地・大阪府富田林市は、SDGsの理念を市政に取り入れてSDGsの実現に取り組んでおり、2020年7月には「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定されている。今後、同社が富田林市と協力して官民一体の事業に挑戦すれば、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」にも貢献が可能だ。
例えば、市の小中学校で茶道教室が実施される予定があれば、自慢の和菓子を提供して茶道教室の開催に協力することで、目標達成への貢献になるだけでなく、茶道という日本文化の保護、継承に通じるSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」への貢献にもなる。そういった茶道文化の普及に貢献することは、和菓子の魅力を発信することにも繋がる。同社にとっては和菓子の消費者を増やしていくこととなり、SDGsの取り組みが長期的に経営にプラスになる一例だ。
既に自社がSDGsの貢献に繋がる取り組みをしていると認識した細谷氏は、「SDGsは大手企業の問題であって、中小企業が取り組む必要性や意味を理解していなかったが、自分たちでもSDGsに貢献でき、それが経営にも活きることが分かった。今後はさらにSDGsの視点からも新事業を含めた経営改善に取り組んでいきたい」と語る。