好きが高じて、アイデアが次々湧いてくるようになってきたホームパーティー。招くことより、来客の笑顔を見ることに楽しみと充実感を覚え、いつしか目的とやりがいに変わっていた。
「ワインに合う繊細で華やかな自作のフィンガーフードを旅館や料亭で使うような高級志向の小さな器に盛って歓迎した時の、親日外国人の歓喜が忘れられない。お酒を風呂敷に包んで土産に渡した際の、紙の包装でなかったことへの驚きと感謝の言葉も耳に残っている。SNSで発信したテーブルディスプレイには、日本人からも好反響が寄せられた」
モダンにデザインした和小物で、接客する時間と空間をコーディネートするサービスは、外国人だけでなく日本人の興味も惹く——。こうした気付きが、和モダンを売りにした歓待サービスを事業化する決意につながった。「おもてなしStyle」で税務署に個人事業の開業を届け出たのは2020年1月。思い立ってから3カ月のスピード創業だった。