低床型トレッドミルで海外市場を目指す
ブランド統一「OHTAKE」で展開
トレッドミルを次なる柱に
国内トップシェアの自動ネジ供給機とともに、今後は海外でトレッドミルの販路開拓に力を入れる。
屋内でのジョギングやウオーキング、リハビリで使う健康器具で、ルームランナーとも呼ばれるこの装置。同社のものは、走行板に天然の木材を使うのが特徴。樹脂製の板などを使ったものと比べて耐久性が高く、「20年使ったものでも走行ベルトを交換すれば使える」(太田貴子常務)。
同社におけるトレッドミルの歴史は自動ネジ供給機より古く、医療用、アスリート用など多様な製品を手がける。
トレッドミルを海外へ
2014年には新たな一歩を踏み出した。 「『世界一薄いトレッドミル』のブランディングと海外展開」で、中小企業庁の「JAPANブランド育成支援事業」に採択され、走行面の高さが3.5センチメートルの低床型トレッドミルを開発。17年3月に量産モデルを「トレッドマスター」として発売する予定だ。
乗り降りのしやすさを売りに、車いす利用者など新たな需要を深耕する。イタリア、米国など海外メーカーの背中は遠いが、海外展開の足がかりにする。現在、同社の売上高の構成は自動ネジ供給機が8割、トレッドミルは2割程度だが、トレッドミルに対する太田義武社長の思い入れは強い。14年に自動ネジ供給機とトレッドミルに共通のロゴマークを導入し、「OHTAKE」ブランドに統一した。「3年後には売上比率を自動ネジ供給機と半々に、ゆくゆくは逆転させるのが目標」(太田社長)と話す。
健康志向の高まりや高齢化社会の進展に伴って、「OHTAKE」のロゴが入ったトレッドミルをリハビリや介護、健康づくりのシーンで目にする機会も増えそうだ。
40年の経験と高い技術力を持つ「トレッドミル」