国内の店舗で販売をしていたところ、訪日外国人観光客からもこんにゃくスポンジが注目されるようになる。「そうしたら、海外の小売店から英語で引合いがきたのです。英語を話すことはできないけれど、メールを書いたり読んだりすることはできたので、商社を介して海外に商品を販売することにしたのです。でも、商社を介していたので、あまり利益が出ませんでした。そこで、商社を介さずに自らやりとりするようにしました」。また、自社のWebサイトも多言語化対応をすることで、海外のお客様にもサイトを読んでもらえるようにしたところ、海外からの引合いがさらに増えたという。「現在、英語、フランス語、中国語(簡体字、繁体字)のサイトを構築しています。おかげさまで、今の売上の3割程度は海外取引によるもので、特にフランスのお客様からの注文が多いです」と専務取締役は言う。
「もしかすると、こんにゃくを<食べる>概念がないから海外からの注文が多いのかもしれません」と語るのは代表取締役。「だからこそ、海外ではこんにゃくを<自然派スキンケア用品>として根付かせたいです」。一方で、このスポンジを販売するのはとても難しい一面もあるようだ。「フランスではたまたま多くの方にご利用いただくことになりましたが、とはいえ、この商品に興味を持ってくれるお客様がこの地域に多い、という地域性がないので地域戦略が取れないのです。興味を持ってくださる層にいかにアプローチしていくか、というのがポイントです」。実際、こちらからセールスをかけるより、小売店から販売を持ち掛けられたケースの方が取引は続いているという。「今後も地域を限定せず幅広くアプローチができるように、Webサイトの改修を含め検討します」。