セルフレジの導入で省人化、客単価2割増:杏亭グループ

省力化 業務効率化 IT導入補助金 参照元記事:IT導入補助金2023年1月29日

POINT

・【悩み】慢性的な人手不足と顧客の待機時間の増加
・【対応】(IT導入補助金活用)旗艦店などに「テンポスエアー」という2台のセルフ注文・レジシステムを導入
・【成果】顧客満足度向上、会計ミス9割減、客単価2割増加

会社概要

・和歌山県でお弁当屋と仕出し屋をチェーン展開している。現社長が大学と調理師学校を卒業した後、1993年に父親が創業したお弁当屋「どんぐり亭」に参画。数々の人気メニューを生み出し、2002年に父の跡を継いだ。従業員数は41名。

悩み

・コロナ禍で会食機会が減少する中、仕出し弁当の需要は低下。
・自宅で食事を取る人が増えたことで、宅食用の利用客は増加したが、慢性的な人手不足と顧客の待機時間の増加に頭を悩ませていた。
・タッチパネル型レジシステムの投資コストは安価なものでも200万~300万円程度にのぼるため、個人店レベルで取り入れるにはハードルが高いと感じていた。

対応-IT導入補助金活用

<申請枠・類型:IT導入補助金2020(C類型)>

・経営者仲間からIT導入補助金の利用を勧められ、コロナ対策の一貫で新設された「IT導入補助金2020(C類型)」を活用。
・毎日300食以上を売り上げる旗艦店・杏亭古屋店には「テンポスエアー」という2台のセルフ注文・レジシステムを導入した。

成果

・注文・精算がタッチパネルで完結し、対面接客時間を大幅に減らすことに成功。
・会計ミスを9割削減。従業員によるレジの打ち間違いや釣り銭の受け渡しミスがゼロになった。
・レジにほぼかかりきりとなっていた従業員の調理に割ける時間が大幅に増え、お弁当の提供スピードが上がり、顧客の待機時間は減少した。
・タッチパネルで自動的にオススメのオプションメニューを表示したことで、追加注文が増え、客単価は2割増加。追加注文を促す従業員の心理的負担も減らすことができた。

参照元(IT導入補助金 活用事例)

担当者の声や導入経緯、今後の展望など、さらに詳しくご覧いただけます。

企業データ

企業名
杏亭グループ
所在地
和歌山県和歌山市木ノ本890-22
事業内容
卸売業、小売業

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