広告宣伝費(求人費含む):ホームページ制作費、SNS広告、チラシ印刷など
システム導入費:POS(Point Of Sales)システム導入費など
また、フランチャイズの場合には、別途加盟金や保証金、研修費がかかる。
個人事業型とフランチャイズ型とでは開業資金、運転資金が異なるため、それぞれについて例を示す。
居酒屋は火を扱うため、火災保険は手厚いものに入っておくと安心だ。また、食中毒を起こした際の賠償責任保険(PL保険)や、それに伴う休業を余儀なくされた場合の保険の加入も検討してみると良い。
日本政策金融公庫では、新規創業やスタートアップを支援する「新規開業資金」の貸付制度を用意している。これから創業する人や過去に廃業歴があり再チャレンジする人に通常より有利な貸付条件になっているため、確認すると良いだろう。
【参考】
売上計画と損益イメージ
居酒屋を開業した場合の1年間の収支をシミュレーションしてみよう。
<個人事業型の例>
月間営業日数:26日
営業時間:6時間(17:00~23:00)
席数:15
回転率:2
平均稼働率:50%
<フランチャイズ型の例>
月間営業日数:30日
営業時間:8時間/日(16:00〜24:00)
席数:15
回転率:3
平均稼働率:53%
年間の収入から支出を引いた損益は下記のようになる。
フランチャイズ型での開業は、店舗デザインや集客サポートなど、さまざまな支援を受けられるメリットがある。本部は心強い味方となり、アドバイスを受けながら店舗運営できる。一方、個人事業型は、自身のこだわりを店舗に反映できる面白さがある。独自の強みを生かした運営で、顧客のファン化がかなうだろう。
健康意識の高まりから酒離れが進んでいると言われるが、居酒屋に訪れる客は単に酒を飲みに来るわけではない。日常の合間に、心を潤わせる体験を求めて訪れる人が多いのではないか。
家飲みでは味わえない料理や酒、ノンアルコールカクテルなどを通して、人と人がつながれる空間をつくっていきたい。芯のあるコンセプトと事業計画書を練り込むことで、生き残れる居酒屋づくりが実現できる。
(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)