1級:葬祭実務経験を5年以上有する者、または2級合格後2年以上実務経験を有する者
2級:葬祭実務経験を2年以上有する者
【グリーフケアアドバイザー】(*2)
日本グリーフケア協会が認定する資格。大切な人を亡くした方の悲しみのケアを担う。
【仏事コーディネーター】(*3)
仏事コーディネーター資格審査協会が認定する資格。仏教と仏壇仏具、仏事に関する豊富な知識を持った資格者になれる。
【お墓ディレクター】(*4)
日本石材産業協会が認定する資格。お墓に関する知識と教養を身につけていることが認定される。
【終活カウンセラー】(*5)
終活カウンセラー協会が認定する資格。終活に関して、悩みに耳を傾けてアドバイスができる人材であることが認定される。
(*1)葬祭ディレクターの詳しい情報は、こちら(葬祭ディレクター技能審査協会)をご確認ください。
(*2)グリーフケアアドバイザーの詳しい情報は、こちら(一般社団法人 日本グリーフケア協会)をご確認ください。
(*3)仏事コーディネーターの詳しい情報は、こちら(仏事コーディネーター資格審査協会)をご確認ください。
(*4)お墓ディレクターの詳しい情報は、こちら(一般社団法人 日本石材産業協会)をご確認ください。
(*5)終活カウンセラーの詳しい情報は、こちら(一般社団法人 終活カウンセラー)をご確認ください。
開業資金と運転資金の例
開業にあたっては、以下のような資金が必要である。ここでは、葬儀場の建設は行わず、賃貸で開業するケースを想定している。
物件取得費、設備工事費:初月家賃、敷金、礼金、保証金(家賃の6~10カ月程度のことが多い)、駐車場代、内外装工事、看板工事など(内容により大きく変動する)
什器備品費:パソコン、備品、祭具など
仕入費:生花、棺、遺影写真、骨壺、会食費、引き出物など
施設利用料:葬式会場、音響設備など
車両リース費:霊柩車
人件費:葬儀スタッフ、遺体搬送スタッフ
広告宣伝費:Webサイト制作費、広告チラシ制作費、印刷費など
求人費:求人媒体利用費、人材紹介費など
また、フランチャイズの場合には、別途加盟金やシステム導入費、保証金、研修費が掛かる。
個人事業型とフランチャイズ型とでは開業資金、運転資金が異なるため、それぞれについて例を示す。
開業にあたっては、金融機関の他、政府系の日本政策金融公庫も利用できる。創業を支援する「新規開業資金(中小企業経営力強化関連)」、認定支援機関の助言があれば金利が安価になる「中小企業経営力強化資金」などの融資制度がある。
売上計画と損益イメージ
葬祭業を個人開業した場合の、1年間の売上計画と損益イメージは次のとおりである。
<個人事業型>
家族葬(通夜・葬儀で2日間)を月に4回執り行う。
約100万円×4回=約400万円
月商約400万円、年商約4,800万円
<フランチャイズ型>
一般葬(通夜・葬儀で2日間)を月に4回執り行う。
約200万円×4回=約800万円
月商約800万円、年商約9,600万円
年間の収入から支出(上表の運転資金例)を引いた損益は以下のようになる。
個人事業型の葬祭業においては、特徴ある葬儀形式・納骨方法を提案することで、ニッチなサービスが提供可能であり、独自性を打ち出しやすいだろう。また、葬祭業は初期投資を抑えてスモールスタートしやすい業種でもある。例えば、祭壇、祭具などの什器備品費を購入せずリースを利用する、店舗を持たずにインターネット集客に特化するなどの工夫を凝らす余地がある。
一方、フランチャイズ型は、企業の知名度があり集客しやすく、企業のブランド力により信頼を得られることがメリットとしてあげられる。また、業界未経験でも経営戦略を学べることや、仕入れ先の提供を受けられるのも魅力だ。
葬儀を経験したことのない利用者に親身に寄り添う中で、新たに見つけられるサービスがあるかもしれない。葬儀の簡略化が進み、長期的には葬祭事業が縮小しても、顧客の声をビジネスに発展させることは可能だ。まずは顧客の信頼を得られるように取り組むことが重要である。
※開業資金、売上計画、損益イメージなどの数値は、開業状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元にした一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)