指定居宅サービス等の人員、設備及び運営に関する基準(都道府県知事の指定)
※指定された福祉用具を販売する場合はどの事業者であっても保険給付が行なわれるが、レンタルを行なう場合、指定事業者でなければならない。
介護保険制度
※「福祉用具貸与」および「居宅介護福祉用具購入費」として介護機器・用品の販売・レンタルが保険給付の対象となっている(ただし、定められたものに限る)。ロープ、移動用リフトについては、取り付けに際し工事を伴わないものに限る
必要なスキル
介護製品に関わる商品知識はもとより、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士等福祉系三大国家資格の資格は必要としないまでも可能であれば同等の知識を身に付けるなど日々の研鑚は必要である。一般介護者に販売する際に的確にアドバイスする事が可能となり、集客力の向上にもつながる。
開業資金と損益モデル
一般的な介護用品ショップの開業のケースの場合、介護者にアピールできる立地条件が重要になる。一般的な小売店などと同様、人通りの多い場所であることに加えて、病院・クリニックの周辺地域、老人保健施設や在宅介護支援センターの周辺地域などが望ましい。
(1)開業資金
製品の展示に必要なスペースを考える必要がある。最低、ベッドを1台、車椅子を3台など、製品展示用だけで10坪程度は確保できることが望ましい。
【店舗面積100平米の介護ショップを出店する際の必要資金例】
(2)損益モデル
a.売上計画
年間営業日数、1日平均来客数、平均客単価を以下の通りとして、売上高を算出した。
b.損益イメージ
上記、売上計画に記載の売上高に対する売上総利益および営業利益の割合(標準財務比率(※))を元に、損益のイメージ例を示す。
※標準財務比率は他に分類されないその他の小売業に分類される企業の財務データの平均値を掲載。
※出典は、東京商工リサーチ「TSR中小企業経営指標」。
c.収益化の視点
店舗設備などを行う場合、設備投資資金の需要が生ずる。またレンタル事業を行う場合や病院、福祉施設を販路とする場合、一般販売に比較し資金回収の期間が長くなるため、一定の手持ち資金を確保しつつ取引先の信用状況も把握することが重要である。
その他、介護関連の事業となるため、一般の小売店等に比べ人的サービスの比重が重く固定費の負担が大きい点も特徴である。たとえば、大型製品の運搬などを考慮すると販売員は最低でも2人は必要であろう。加えて、在庫チェックや製品の依頼など事務的な作業が大量に発生するため、その担当者が必要となる。こうした背景から、現実的にみれば人員は最小3人ほどとなるため、その分の人件費も用意しなくてはならない。
※開業資金、売上計画、損益イメージの数値は、出店状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元に作成した一般的な内容のものであるため、開業を検討する際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)