1日あたり20人前後の治療にあたることができる。
自費補綴・インプラント・矯正・義歯などの自費分野で100万円/月をあげることができる。
開業資金と損益モデル
(1)開業資金
【テナント30坪程度、ユニット2台で開業する場合に必要となる資金例】
(2)損益モデル
a.売上計画
1日の客数、月の保険収入、自費収入を、以下の通りとして、売上高を算出した。
b.損益イメージ(参考イメージ)
標準財務比率(※)を元に、法人形態の場合の損益のイメージ例を示す。
※財務標準比率のうち売上総利益率については、一般的に歯科診療所の変動費率が20%前後といわれていることを前提に75.0%とした。
営業利益率については、東京商工リサーチ「TSR中小企業経営指標」の歯科診療所に分類される事業所のうち、黒字事業所の財務データを出典とする。
c.収益化の視点
一般的に高収入と云われるイメージのある歯科医院であるが、売上高粗利益率が75.0%(一般的な指標から算出)、営業利益率は6.2%(出展:東京商工リサーチ「TSR中小企業経営指標」)となっていることから、それほど利益率の高い業種ではない。原則、入院病棟を持たず、医師、歯科衛生士の診療技術を中心に運営するため、労働集約型の業種といえる。
患者数が伸びず、保険診療報酬が上がらない状況の中では粗利益を戦略的方法で高めることが必要である。技術、情報、信用等の経営資源を総動員して次のような領域に集中して取り組む事が求められる。例えば、(1)高齢者診療、在宅ケアおよび施設への出張診療(特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、老人保健施設、ケアハウス等)、(2)歯周病治療、(3)口腔ケアと誤嚥性肺炎予防等治療、および(4)自由診療の矯正歯科、人工歯根インプラント、審美歯科などがあげられる。
※開業資金、売上計画、損益イメージの数値は、出店状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元にした一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)