法人設立費:法人登記手続き費など
求人費:求人媒体の利用費、人材紹介費など
また、フランチャイズの場合には、別途加盟金や研修費が掛かる。
内装リフォーム業を開業する際は、個人/法人とフランチャイズ加盟とで開業資金と運用資金が異なる。建材をストックしないビジネスモデルの場合は、事務所を設けなくても運営できるため、さらに開業資金を抑えることが可能だ。
開業資金と運用資金の例を表にまとめた(参考)。
売上計画と損益イメージ
内装リフォーム業(住宅向けクロス張替え)を開業した場合の年収イメージをシミュレーションしてみよう。
年間営業日数:240日、1日の施工件数:1件、平均客単価:張替え面積64m²(1,000円/m²)として、1件あたり9万円(出張費、工事費込み)とすれば、年商は2,160万円(平均日商:9万円)となる。張替え面積によって、1日2〜3件の対応も可能だろう。
次に、損益イメージを算出してみよう。上表の運用資金例(個人/法人)を想定すると、年間支出は約1,224~1,524万円で、年間売上高:2,160万円とすれば、利益は約636~936万円(売上総利益率:29~43%)となる。
顧客はインターネットでリフォーム業者を比較・検討し、発注するという流れが主流になっている。自社ホームページを立ち上げ、訪問者を増やす工夫が必要だ。また近年では、アマゾンや楽天などのポータルサイトや、「くらしのマーケット」のようなサービス比較サイトに、リフォーム会社が続々と参入している。
一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会の「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査」によると、リフォーム需要者の9割以上の人が何らかの不安を抱いている。「見積もりの相場や適正価格がわからない」「業者選び、手続きが面倒そう」「いろんな業者の特徴を比較しにくい」といった不安が上位にあるため、前述のような利用者が依頼しやすいサイトに参画し、自社の特徴をアピールするのは効果的な方法だ。
また、同調査で「リフォーム検討中の場所」は下図のような結果が出ている。例えばリビング・居間では、「間取り変更・模様替え」「増築」と共に「性能の向上」が高い数値となっている。
請け負う内容は「住宅向けクロス張替え」のみでなく、ダウンライトといった照明設置工事や、画期的な収納スペースの提案・設置なども対応できるようにすれば、客単価が上がり効率的に売上アップが図れる。
顧客の要望に誠意をもって柔軟に対応していくことで、口コミで高評価を得られ、継続した顧客獲得につながるだろう。
※開業資金、売上計画、損益イメージなどの数値は、開業状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元にした一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)