商品仕入費:インテリア小物、衣装など
広告宣伝費:ホームページ制作費、撮影スタジオ検索サイト掲載料、印刷費など
また、フランチャイズ型の場合には、別途加盟金や研修費が掛かる。
ファミリー向け写真館を含む写真業は、開業タイプ別に必要となる開業資金と運用資金が異なる。写真業は必ずしも実店舗を必要としないため、開業時は出張型などのスモールビジネスからスタートし、段階を踏んで事業拡大することで、相対的に少額の資金から開業することが可能だ。
開業資金と運用資金の例として、タイプ別に表にまとめた(参考)。
売上計画と損益イメージ
ファミリー向け写真館を開業した場合の年収イメージをシミュレーションしてみよう。
出張型の場合は、インターネットなどで毎月一定の顧客を獲得できれば約300~500万円の収入が見込める。また最近では、動画共有サイトやSNSなどを通じてファンを獲得することで、収入を増やすことが可能だ。
実店舗を持つ写真館の場合、年間営業日数:240日、1日の来店客数:5組、平均客単価:1組あたり2万円とすれば、年商は2,400万円(平均日商:10万円)となる。平均客単価については、撮影料とプリント1枚を想定。オプションとして、アルバムやフォトフレーム、撮影データの販売を行うのも、売上アップにつながる戦略の1つだろう。
次に、実店舗を持つ写真館の損益イメージを算出してみよう。上表の運用資金例(一軒家貸切型)を想定すると、年間支出は708万円で、年間売上高:2,400万円とすれば、利益は約1,692万円となる。
※中小企業庁の経営指標では、サービス業(写真現像・焼付業、その他の娯楽業)の売上高対総利益率は48.1%~60.8%となっており、年間売上高:2,400万円とすれば、売上総利益は約1,150~1,460万円となる計算だ。
什器備品などで初期費用は掛かるが、まずは出張型で販路を拡げ、軌道に乗ったタイミングで実店舗を立ち上げれば、初期投資の早期回収を図ることが可能だろう。
※開業資金、売上計画、損益イメージなどの数値は、開業状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元にした一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)