非常時に備えて、防水シート、土嚢などを準備する。
その他
【情報資産への対応】
風水害に対して、情報資産の被害を最小化し、迅速に復旧する体制を作ることをディザスター・リカバリーといいます。以下に、簡単に解説します。
1.ディザスター・リカバリー計画
被災時の損失、および復旧に要する時間やコストを必要レベル以下とするための機能とコストを検討し、ディザスター・リカバリー計画を策定します。
その場合の指標となるのが、目標復旧地点(略称:RPO)と目標復旧時間(略称:RTO)です。RPOはデータ損失の最大許容範囲、RTOはオペレーションを復活させるまでの最長許容時間です。
図1 目標復旧地点(RPO)と目標復旧時間(RTO)
2.ディザスター・リカバリーの手法
おおむね、以下の3種類に分類できます。必要とするRPO、RTOとコストなどから、どの手法を採用するかを検討します。
(1)データベースのデータバックアップ(遠隔地での保管)
データを保存した媒体(ディスク、テープなど)を遠隔地に保管することです。簡単で確実にデータが保護できます。しかしながら、RPOやRTOは日や週単位になってしまいます。
(2)レプリケーションによる遠隔地でのバックアップ
ネットワーク経由でデータを遠隔地の拠点に複製して保管することです。ネットワークで接続されているため、RPOは分や秒単位、RTOは時間や日単位と短くできます。
(3)レプリケーションに加えてサイト間フェイルオーバー
前出の(2)のレプリケーションに加えて、サイト間をまたがってフェイルオーバーする仕組みです。なお、フェイルオーバーとは、サーバに障害が発生した場合に、代替サーバが処理やデータを引き継ぐ機能のことです。これにより、RPO、RTOは秒や分単位にすることができます。