中小企業の海外展開入門
STEP1「輸入先の企業を見極める」
1. 情報収集の方法
商品や取引先の開拓のための情報収集の方法として、国内外の見本市の参加、ジェトロや在日大使館の活用、インターネットを使った情報収集があります。
国際見本市では、実際に商品を手に取って吟味し、その場で商談するなど効率的に商品を開拓することができます。また、今後の輸入ビジネスを行ううえでの人脈の形成にも有効です。
ジェトロや各国の在日大使館には多くの取引情報があり、見本市の情報を得ることができます。
2. 信頼できるパートナー
魅力的な商品を開拓することと同じく、信用できる取引先を見つけることができるかが輸入ビジネスでは重要なポイントになります。
初めから取引先候補を1社に絞らず、複数の取引先候補にあたるようにしましょう。
そして取引を開始する前には、取引先の事務所や工場を訪問するなど取引先の様子を確認し、長期にわたり取引できる相手かどうかを見極めましょう。
<林 隆男 ライジングコンサルタンツ(株)代表取締役 中小企業診断士・ITコーディネータ/飯野恵美 中小企業診断士>
STEP2
国内市場で買われるか調査国内で販売するために競合品や需要など 市場調査を行い、販売計画を立てる。