SDGs 支援者向けQ&A集

SDGs視点で事業を立ち上げる際の資金計画のポイントを教えてください。

2024年3月15日

回答

SDGsの取組により生み出される効果(インパクト)が明確であることが重要です。
特に資金調達面においては、5年後、10年後のありたい姿を実現することで、どのような効果が生み出されるかを客観的数値で説明できるようにしましょう。特に非財務情報について、数値化する部分で工夫が必要です。

グローバル企業などは、働き方改革や福利厚生などが企業価値をいくら向上させるか指標類を工夫して開示しており、こうした企業のサステナビリティ報告書などを参考にするとよいです。
その上で、目標とする年に至るまでの5年後、3年後、あるいは単年度ベースで、途中経過でどの程度の効果が生み出されるかを示してみましょう。
その後、これらを踏まえて、毎年進捗状況を数値で示すことで、進捗率、事業価値拡大ペースが見える化できます。(「ロジックモデル」の考え方)

また、自社のSDGsの取組内容が分かりやすく整理されているか、生み出される効果が出資者にも分かりやすく説明できているかを確認しましょう。
最終のインパクトが大きく、かつ、他が手がけていない取組であればあるほど、出資者が興味を示す可能性が高まります。