ZEB達成に向けては、我が国では中高層の比率が高い建築物が狭隘な土地に建設される傾向があることを踏まえれば、オンサイトでの再生可能エネルギーの導入には一定の限界があるため、まずは「省エネ性能の向上」を可能な限り進め、不足部分(全体の約30%)を「太陽光等の再生可能エネルギーで補う」という考え方で進める。
ZEBを実際に達成できるのは新築建築物と考えられるが、ZEBに向けた取組は個々の建築設備や制御システムの技術進歩を通じて、既築建築物の改修においても省エネ性能の向上に大きく貢献することから、我が国の建築物全体の低炭素化に寄与する(下図)。
建設大手各社はZEBの実現に向けてすでに動き始めています。ZEB第1号として、2013年10月から本格的な運用を開始した「森の中のオフィス」(山梨県北杜市、木造2階建てのオフィス棟5棟とホール1棟などから構成)は、初年度からのネット・ゼロ・エネルギーの達成を見込んでいます。