最終仕入原価法
最後に仕入れた単価で計算する。
予定価格法
過去の仕入価格と今後の市場価格を参考に予定価格を決める。
以上のように消費単価を計算する方法はいろいろあります。仕入れた材料を全部消費してしまえば最終消費金額は同じになるので特に心配する必要はないといった考えもあります。しかし、すべてを消費するまでの途中段階では計算方法によって算出される原価の金額が異なることになります。特に水産物のように季節によって大きな価格変動が生じる場合には注意が必要です。
よって自社にあった「消費数量」と「消費単価」の把握方法を採用することが大切です。
例えば、原料とする水産物の相場が漁獲量の激減によって大きく高騰した場合、後入先出法を採用していると後の高い価格で消費金額が計算されます。先入先出法を採用していた場合は、当面の在庫がある期間は先に買った安い価格で消費単価を計算させることになります。
いずれの方法を採用するかによって金額が大きく異なるため、場合によっては会社の状況判断に間違いが生じる可能性があるのです。
(高橋順一 コンサルティング・オフィス高橋 代表/中小企業診断士)