消火器の使用方法をわかりやすく明示する
定期的に防火訓練を行う
2.停電対策
【確実な安全管理】
停電になったとき、生産設備が危険な状態で停止しないことが必要です。バッテリーで使える放送設備や停電しても使用できる電話などがあるとよいでしょう。
また、停電時でも避難経路には明るく照明が灯り、安全に非難できることなどを日常的に点検することが重要です。
ランタンや懐中電灯の電池が使える状態であるかなどを、毎月決めた日(例えば毎月1日)に点検することも必要です。
【節電対策を含めた考え方】
日本中の工場が節電対策を考えなければならない時代になっています。契約電力(電力会社と結んだ契約上使用できる最大電力)が下がるほど節電できれば、工場の経営も楽になります。
最近は直管型LED照明も販売されています。着手できるものから、従来の蛍光灯を直管型LEDに替えてもよいと思います。
食堂に置いてある自動販売機などは稼働を止め、給湯設備を導入したほうがよいでしょう。昨年同時期との対比で節電がどのくらい進んでいるか、それを数値で確認することで節電を明確に管理できると思います。
【短時間停電の場合】
自家発電装置などを持たず、停電した場合も通電するまで復旧を待つという場合の対応策もまとめておく必要があります。停電したときのマニュアルを作成し、停電から復旧したらマニュアル通りに行動します。
水が出るのか否か。また、出ないときにはどのように水を供給できるのか。最長何時間なら給水しないでも大丈夫かなども検討しておく必要があります。
パソコンや受注の通信設備などは、一定時間以上稼働できるようにするため無停電電源装置を備えておくとよいでしょう。
【自家発電装置を持つ場合】
日常的に自家発電を使用することで、停電事故に備えることもできます。危機管理では、電力の供給源を2ルート確保しておく必要があります。自家発電装置は燃料がなければ動きませんので、燃料の在庫、燃料の配送計画を立てておくことも必要です。
(高橋順一 コンサルティング・オフィス高橋 代表/中小企業診断士)