市場調査データ

まつ毛エクステサロン

まつ毛エクステとは、自分のまつ毛1本1本に対して、人工で作られたまつ毛を毛根より1~2mmの部分に専用の接着剤を使用して装着し、まつ毛のボリュームや長さをアップさせる施術である。まつ毛エクステサロンが日本で広がり始めた当初は、施術1回につき1万円以上掛かっていたが現在は1回につき5,000円程度と安価となり、女性を中心に人気となっている。以下では、まつ毛エクステサロンについて、消費者の利用状況や利用意向をアンケート結果を基に探っていく。

1. 現在の利用状況

現在の利用状況を見ると、「ほぼ毎日」~「2~3カ月に1回」を合算した「利用率」は、全体で3%、男性2%、女性4%であり、女性の利用率の方が高い(表1、図1)。

年代別・男女別でみて比較的利用率が高いのは、20代女性(10%)であり、圧倒的に利用されている。また、「利用したことがない」以外の選択者については30代女性の「半年に1回より少ない」が24%と利用経験が高くなっている。

表1 現在の利用状況

表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況

図1 現在の利用状況

1回あたりの利用金額に関しては、利用者層全体でみると「5,000円~9,999円」の利用が36%と最も多く、次いで「3,000円~4,999円(31%)」での利用が多い(図2)。全体で、「5,000円~9,999円」が1回あたり利用金額の相場であろうと推定される。

図2 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」回答者を除く)

図2 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」回答者を除く)

(注:利用金額については、「利用経験あり」が全体数の20%未満と僅少のため、記載事項の数値の取り扱いには留意する必要がある。)

2. 今後の利用意向

今後「ぜひ利用したい」と「どちらかといえば利用したい」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で10%、男性3%、女性16%であり、女性の利用意向の方が高い(表2、図3)。

一方、まつ毛エクステサロンの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全体で25%、男性20%、女性29%であり、こちらも女性の利用意向の方が高い。

年代別・男女別にみると、積極的利用意向、消極的利用意向とともに20代女性が最も高く、女性の若年層を中心に利用意向が高いという傾向がみられる。

表2 今後の利用意向

表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図3 今後の利用意向

図3 今後の利用意向

まつ毛エクステサロンを利用したことが無い方が、利用したいと思う金額は、全体で「3,000円未満」が86%と最も多く、次いで「3,000円~4,999円(9%)」の回答が多い(図4)。

図4 利用したい金額 (「利用したことがない」回答者のみ)

図4 利用したい金額 (「利用したことがない」回答者のみ)

(本シリーズのレポートは独自のアンケート調査の結果を基に作成しておりますが、その正確性・確実性を保証するものではありません。本資料のご利用に際しては、ご自身の判断にてなされますようお願い申し上げます。)

調査概要

調査期間:

2019年6月14日~6月17日

調査対象:

国内在住の20代~60代男女(有効回答数:1,000人)

調査方法:

インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2019年6月