市場調査データ
自動車整備業
自動車整備は、少子高齢化や若年層の車離れ等の影響を受けつつも、直近6年間の総整備売上高をみると、平成25~26年度は2年連続の増加、平成27~28年度は2年連続の減少と推移してきたが、平成30年度調査では2年連続の増加と持ち直している。一方で、整備要員の高齢化や後継者不足等の課題が浮き彫りとなっている。以下では、自動車整備について、消費者の利用状況や利用意向をアンケート結果を基に探っていく。
1. 現在の利用状況
現在の利用状況を見ると、「ほぼ毎日」~「2~3カ月に1回」を合算した「利用率」は、全体で6%、男性8%、女性4%であり、男性の利用率の方が高い(表1、図1)。
年代別・男女別でみて比較的利用率が高いのは、30代男性・60代男性(11%)、20代男性(9%)、そして40代男性・30代女性(6%)である。
表1 現在の利用状況
(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
図1 現在の利用状況
1回あたりの利用金額に関しては、利用者層全体でみると「30,000円以上」の利用が30%と最も多く、次いで「3,000円未満(19%)」での利用が多い(図2)。全体で、30,000円程度が1回あたり利用金額の相場であろうと推定される。
図2 1回あたりの利用金額 (「利用したことがない」回答者を除く)
2. 今後の利用意向
今後「ぜひ利用したい」と「どちらかといえば利用したい」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で29%、男性31%、女性27%であり、男性の利用意向の方が高い(表2、図3)。
一方、自動車整備の利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全体で61%、男性67%、女性55%であり、こちらも男性の利用意向の方が高い。
年代別・男女別にみると、積極的利用意向は60代男性、消極的利用意向は30代男性が高いという傾向がみられる。
表2 今後の利用意向
(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)
図3 今後の利用意向
自動車整備を利用したことが無い方が、利用したいと思う金額は、全体で「3,000円未満」が79%と最も多く、次いで「5,000円~9,999円(10%)」の回答が多い(図4)。
図4 利用したい金額 (「利用したことがない」回答者のみ)
(本シリーズのレポートは独自のアンケート調査の結果を基に作成しておりますが、その正確性・確実性を保証するものではありません。本資料のご利用に際しては、ご自身の判断にてなされますようお願い申し上げます。)
調査概要
- 調査期間:
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2019年6月14日~6月17日
- 調査対象:
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国内在住の20代~60代男女(有効回答数:1,000人)
- 調査方法:
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インターネットによるアンケート調査
最終内容確認日2019年6月