起業の先人に学ぶ(2020年版)

得意な収納×好きなインテリア=【株式会社おうちデトックス】

大橋わか代表取締役
大橋わか代表取締役

1.ビジネスの特徴

●誰に

家の整理収納の方法がわからない人。忙しくて整理収納に手が回らない人。困っているだけではなく、形のないサービスや時間を買うことに価値を感じ、かつお金が自由に使える人に。

●何を

片づけやすい仕組みと取捨選択の基準(モノの要不要のジャッジメント)を。

●どのように

依頼主の家を1~2人で訪問する。

自分でできないことをお手伝いするサービス。自分でできることを他人に代わってもらう「家事代行」とは異なる。暮らす人が持続できる整理収納の組みづくりを提供するコンサルティングに近い。共働き世帯であれば、夫に許可を得ることなく自由に数万円程度遣える、忙しい主婦からの依頼が多い。

2.起業のきっかけ

クリニックに看護師として常勤する傍ら、好きで資格を取ったインテリアコーディネートの仕事もしていた。片づけが不得意だからインテリアが上手くまとまらない顧客に触れるうち、自分が元から得意だった収納で困っている人がたくさんいることに気づき、大好きなインテリアコーディネートと得意な収納を掛けあわせれば仕事になるのではないかと思った。収納が仕事になると閃いた瞬間、ビビビッ!と来た。

3.起業への道のり

パソコンスキルの習得から始めた。看護師時代は決められたフォーマットへのデータ入力以外、パソコンとはまったく無縁だった。インテリアコーディネートに転職した際にほぼほぼ初めてパソコンを触った。対面での販売やアイデアを提供していたので触れる機会は少なかった。起業時はひたすらパソコンと向き合って基礎的なスキルを独学で習得した。

夫が脱サラして無収入だった時期とも重なって、すぐに独立できるとは思っていなかった。看護師の仕事で生活給を確保しながら、ブログを立ち上げて集客する「週末起業」からスタートした。

依頼主の家を訪問してノウハウやアイデアを提供する仕事。必要なものは実費で請求するから、創業資金を借り入れる必要もなかった。

以来、個人事業主として8年間展開したが1人で続けていくことに限界を感じて、仕事に賭ける情熱を分かち合えるスタッフをブログで募集。少しずつ集まった10人超のスタッフ全員が整理収納アドバイザー1級資格を持つ組織に成長したことなどを機に2018年1月、法人化した。テレビや雑誌に取り上げてもらったことも大きな揚力となって、着実に成長。今でも無借金で経営している。

4.最初のお客さんを獲得するまで

起業に成功している人のSNSは、飲食や旅先での出来事といった自身が書きたいことでなく、読者が得する情報で満載であることに気づき、周知されるまでは収納とインテリアに役立つ情報だけを掲載しようと強く決めていた。

ブログとフェイスブックを自力で立ち上げて友達申請や相互リンクなど、当時できることをすべてやりながら利用者本位の情報を提供し続けて半年後、ようやく最初の依頼が舞い込んだ。

5.今後の展開

会社経営では、私が確立したサービス形態をスタッフに共有する必要がある。挨拶の仕方にはじまるマニュアルをつくって、従業員が誰であっても、おうちデトックスのサービスを提供できるように底上げしていく。「大橋わか」のサービスでなく、おうちデトックスという会社のサービスに依頼が来るようにしたい。

現行のサービスは、ホームページで紹介している「整理収納」「インテリア」「引っ越し」の3種類から、依頼主の家や状態、希望に応じてオーダーメードで提供する形態。これからは3種類のサービス別にホームページを立ち上げ、ビジュアルを多用し明確に伝えることで、より「見える化」していきたい。物販と異なり、アイデア提供という見えにくいサービスの弱みを補うために、ビジュアルを強調していく。

企業データ

企業名
株式会社おうちデトックス
Webサイト
設立
2018年1月
代表者
大橋 わか 氏
所在地
〒107-0062 東京都港区南青山6-12-3 南青山ユニハイツ205号(mmis内)
Tel
080-4008-9436