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BCP設備導入に最大1500万円:東京都

2021年 5月 6日

東京都と東京都中小企業振興公社は5月6日、都内中小企業が策定したBCP(事業継続計画)実践のための物品・設備導入経費を助成する「BCP実践促進助成金」の申請予約受付を始めた。助成率は対象経費の2分の1以内(小規模企業者は3分の2以内)で、助成上限額は1500万円(うち基幹システムのクラウド化は450万円)。11日まで事前予約を受け付け、17~20日に対面申請する。7月、9月、11月、2022年1月にも募集する予定だ。

助成対象事業者は(1)2017年度以降に公社が実施する「BCP策定支援講座(ステージ1)(出張版策定講座を含む)」を受講(2)中小企業強靱化法に基づく「事業継続力強化計画」の認定(3)2016年度以前の東京都または公社が実施したBCP策定支援事業を活用—のいずれかの要件を満たしてBCPを策定した中小企業。

助成対象経費は、緊急時用の自家発電装置・蓄電池、従業員の安否確認を行うためのシステム導入、バックアップ専用サーバやクラウドサービスによるデータのバックアップ、制震・免震ラックへの買い替え、飛散防止フィルム、転倒防止装置の設置、緊急時用の従業員用非常食・簡易トイレ・毛布・簡易浄水器などの備蓄品、土嚢・止水板、マスク・消毒液、基幹システムのクラウド化などを例示している。

このほか、節電のため工場へのLED照明導入を支援する「LED照明等節電促進助成金」と、自社の情報資産を守るためにサイバーセキュリティ対策を支援する「サイバーセキュリティ対策促進助成金」の募集も始めた。

詳しくは東京都と東京都中小企業振興公社のホームページへ。