調査

観光客回帰の影響も 2022年人気特産品ランキングを発表:鹿児島県商工会連合会

2022年 12月 8日

鹿児島県商工会連合会は、同連合会が運営する特産品アンテナショップ「かごしま特産品市場・かご市」(鹿児島市東千石町)での2022年人気特産品ランキングを発表した。1位、2位は前年と同様、定番商品が顔をそろえたが、売り上げが倍増してベスト10に返り咲いた商品もみられた。また、コロナ禍前の2019年の売り上げを超える商品が目立ち、観光客回帰の影響が特産品の売り上げにも及んでいる格好となった。

ランキングは「かご市」で取り扱っている約1400品を対象に調査。1位は「菓心まとはら」(錦江町)の菓子「まるぼうろ」、2位は「仮小屋のスペシャリテラ・エスプリ」(鹿屋市)の「ラ・エスプリ生ドレッシング」と、前年と同じ顔ぶれ。一方で、前年から売れ始めた赤鶏農業協同組合(出水市)の「赤鶏さつまハラミ炭火焼」が5位に上昇し、ベスト10入り。前年の2.1倍となった浜崎蒲鉾店(薩摩川内市)の「サラミ風蒲鉾チーズ魚っち」は順位も18位から6位に躍進し、ランキングに返り咲いた。

また、ゴールデンウイーク後の5月から観光客の来店が増えた影響で、おみやげ用に購入されることが多い箱入り菓子やラーメンなどが大きく伸び、コロナ禍前を超えている。とくにラーメンは、コロナ禍で外食の機会が減ったことなどを受け、2020年から年々売り上げを伸ばしており、今年はベスト10に2品がランクインした。

詳しくは鹿児島県商工会連合会のプレスリリースへ。