支援

地域に新ビジネスモデルを、ローカルフードプロジェクト始動:農水省

2021年 10月 25日

LFPのロゴマーク
LFPのロゴマーク

農林水産省が2021年度から着手した「ローカルフードプロジェクト(LFP)」の取り組み状況を同省ホームページで紹介している。地域の中核的な食品企業を中心に持続可能なビジネスモデルを創出する事業で、初年度は22都道府県が同事業に取り組み、認知度向上のためロゴマークを使用できる。

LFPは、地域内外の多様な事業者と関係者が協働し、異業種間の技術・知見の融合や産業連携で「イノベーションの誘発」や、消費者ニーズや消費行動の変化に対応する「バリューチェーンとサプライチェーンの構築」につながる新しいビジネスモデル創出を目指す。奈良県では地域の生産者、流通業者が連携し、柿ワイン(果実酒)を開発する。新潟県では酪農家や酒造会社等が連携し、乳酸菌発酵酒粕(さかすけ)を使用したアイスクリームを開発・販売。レストランシェフが協力してレシピを開発し企画販売会社が販売促進に取り組む。

同省は21年6月から都道府県主催の研修会や戦略会議にLFPコーディネーター(専門家)を派遣して支援に着手、年度後半には、対象事業のビジネス化に向けハンズオン支援やクラウドファンディングを活用したテストマーケティングを行う予定だ。

詳しくは農水省のホームページへ。