調査

新卒就職者の3年以内離職状況、高卒、大卒とも前年より低下:厚労省

2021年 10月 25日

厚生労働省が公表した2021年度の新規学卒就職者の就職後3年以内の離職状況によると、離職率は高卒で約4割、大卒で約3割となり、ともに前年に比べ低下した。産業別では「宿泊業・飲食サービス業」が多く、高卒は約6割、大卒も約5割が3年以内に離職している。

学歴別では中卒が前年比4.8ポイント低下の55、01%、高卒は同21.6ポイント低下の36.9%、短大卒が同1.6ポイント低下の41.4%、大卒が同1.6ポイント低下の31.2%。事務所規模別では従業員5人未満の中小企業の離職率が最も高く、高卒は前年比1,1ポイント低下の61.9%、大卒は同0.2ポイント増加の56.3%だった。

離職率の高い産業は高卒、大卒とも「宿泊業・飲食サービス業」がトップで、高卒は61.1%、大卒は51.1%。次は「生活関連サービス・娯楽業」で高卒56.9%、大卒46.5%、3番目は「教育・学習支援業」で高卒50.1%。大卒45.6%の順だった。

新規学卒就職者の離職状況全体版は下記資料から。

詳しくは厚労省のホームページへ。