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価格交渉促進月間で「価格交渉現場応援ペーパー」を作成:中企庁

2021年 9月 9日

中企庁が作成した「価格交渉現場応援ペーパー」
中企庁が作成した「価格交渉現場応援ペーパー」

中小企業庁は、最低賃金の改定を含む労務費や原材料費等の上昇などが下請価格に適切に反映されることを促すため、今年9月を「価格交渉促進月間」に設定している。今般、その一環として、「価格交渉現場応援ペーパー」を作成した。

このペーパーは、下請企業・受注側企業の交渉担当者が発注側企業との価格交渉などを行う際、交渉やコミュニケーションに当たっての「話のとっかかり、きっかけ」として、交渉の現場で利用されることを目的としている。

ペーパーはA4サイズ。表面には『9月は「価格交渉月間」です!』とのタイトルのほか、経産省・中企庁、経団連、日本商工会議所の連名で「受注側企業からの価格交渉の申入れに発注側企業が積極的に応じるよう、強力に要請しています」と適正な価格交渉を呼びかける文言が記載されている。

裏面には、9月2日に開催された同月間のキックオフイベントでの参加者の発言内容を掲載。梶山弘志経産相の「得られた利益は密接な価格交渉により適正に分かち合い、共存共栄を図ることが経済全体の競争力強化につながる」との発言のほか、自社の取組内容を紹介する大企業の声や、価格交渉に関する要望を訴える中小企業の声が列挙されている。

詳しくは中企庁のホームページへ。ペーパーはホームページからダウンロードできる。