調査

5月末の中小企業景況、コロナ禍で非製造業が低迷:全国中央会

2021年 7月 2日

全国中小企業団体中央会がまとめた2021年5月末時点の「中小企業月次景況調査」によると、景況DI(好転と回答した割合から悪化と答えた割合を差し引いた値)は前月に比べ1.8ポイント改善のマイナス31.7、製造業は同4.9ポイント改善のマイナス27.9と上向いた。一方、非製造業は同0.5ポイント悪化のマイナス34.5で低迷が続いている。

新型コロナウイルス感染の収束が依然として見えないため、「先行きへの見通しがつかない」「ワ クチン接種の完了に期待する」というコメントが多く寄せられた。輸入木材、半導体、原油などの仕入価格高騰による収益の悪化、建設業や製造業の外国人労働者をはじめとした人手不足、後継者不在による廃業に関する報告も目立った。

調査は都道府県中央会に設置されている情報連絡員(協同組合、商工組合の役職員約2600人に委嘱)に対し、所属する組合の組合員の全体的な景況(前年同月比)を聞いた。

詳しくは全国中央会のホームページから。

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