調査

小規模企業の2月景況、全業種改善も格差広がる:全国連

2021年 4月 1日

全国商工会連合会がまとめた2月末時点の小規模企業景気動向調査によると、業況DI(好転と回答した割合から悪化と答えた割合を差し引いた値)はマイナス48.3と前月比6.8ポイント改善した。主要4業種の全DIが改善し、緊急事態宣言下の巣ごもり需要を捉えた生活必需品や食料品 関連の売り上げが好調だった。一方、外出自粛要請や飲食店への営業時短要請でサービス業を中心に依然厳しい状況が続いている。コロナ禍の長期化で、業種・事業者間の格差が広がっているようだ。

業種別では、製造業が前月比4.9ポイント改善のマイナス57.3、建設業は同4.8ポイント改善のマイナス26.7、小売業は同10.1ポイント改善のマイナス44.0、サービス業は同7.4ポイント改善のマイナス68.2。

小売業は地域や業種で差はあるものの、食料品やネット販売、卒業・入学・入社関連の衣料品が好調だった。一方、サービス業のうち宿泊業は、Go Toキャンペーンの停止や緊急事態宣言の継続で予約キャンセルが相次ぎ、休業状態の事業者があり、前月に引き続き最悪期の水準にとどまっている。

詳しくは全国連の資料から。

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