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ベンチャー9社が発表:産総研

2019年 11月 19日

技術・事業を説明する大森氏
技術・事業を説明する大森氏

産業技術総合研究所は11月19日、東京都千代田区のフクラシア丸の内オアゾでビジネスマッチングイベント「産総研発ベンチャーTODAY2019」を開催した。産総研発ベンチャーと新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)支援ベンチャーの合計9社が技術・事業内容を説明し、参加した大手企業やベンチャーキャピタル、金融機関などに対して事業提携や投資を呼びかけた。

リーグソリューションズ(千葉県柏市)は産総研が開発した3次元位置計測用高精度マーカーの応用展開に取り組む。単眼カメラで撮影するだけで高精度な位置・姿勢計測が可能となる。大森能成社長は「従来の仮想現実(AR)マーカーの弱点をすべて克服したことで、ARだけでなく測位、動作計測、ロボット制御など幅広い応用を実現した」と語った。

サイトセンシング(東京都千代田区)は、デジカメで撮影した画像をアップロードするだけで、3次元デジタルモデルを即座に自動作成するサービスを行う。建物や建設現場、プラントなどの構造物や機械設備の現状把握や交換すべき部材・部品の発見がリモートで可能になる。平林隆社長は「メンテナンス業務の効率を劇的に向上させる」と強調した。

SteraVision(茨城県つくば市)は、見たいところを好きなだけ詳しく見られるよう重みづけした、人の眼と同じ高度な視覚機能を持つスキャナーを開発。上塚尚登CEOは「自動車や建機、農機の自動運転やFAロボットの視覚システムとして有望であり、投資をお願いしたい」とアピールした。

このほか、非圧縮のオール光伝送により遠隔地とのゼロ遅延通信を実現した光パスコミュニケーションズ(東京都千代田区)、熱電変換技術により捨てられている熱を電気に変えて有効活用するのを提案するモッタイナイ・エナジー(茨城県つくば市)などが登壇。ピッチ終了後は、経済産業省の今里和之技術振興・大学連携推進課長、NECキャピタルソリューションの加藤晴洋パートナー、ニコンの吉川健二執行役員らによるトークセッション「事業会社・CVCと技術系ベンチャーのWin- Winの連携~CVCはブームで終わるのか?エコサイクルとして廻るのか?」も行われた。