イベント
「中小企業総合展 in Gift Show 2022」が開幕:中小機構
2022年 2月 8日

中小機構の「中小企業総合展 in Gift Show 2022」が2月8日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「第93回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2022」(ビジネスガイド社主催)内に「すぐれものがたり」と題したブースを設け、ギフト・雑貨分野の商品を取り扱う中小企業者が約90社出展している。会期は10日まで、入場は無料。
首から下げて両手が使える「タブレットホルダー」を出展したのは、株式会社ATE(東京都板橋区)。もともとは雑貨のデザイン会社で、タブレット中の図面を見ながら作業をする建築現場の求めに応じて開発した。営業部の伯井貴夫部 部長は「好評でスマホ対応のホルダーも開発した」と話した。建築現場以外にも立ち仕事や医療現場などで便利に使えそうだ。
屋根の上に載せる瓦の材料で作った「瓦人形」を紹介したのは有限会社岩月鬼瓦(愛知県高浜市)。「気づかれることは少ないが屋根の上には鬼瓦だけでなく人形、幾何学模様など様々な意匠が凝らされている」と岩月秀之代表取締役。顧客は開業前のホテルから個人まで様々で、インテリア用品やキーボルダーなどオリジナル商品開発も受注しているという。
座る人を上に浮遊させる「LaLaCoチェア」を展示したのは株式会社AH Products(東京尾目黒区)。骨格部品にバネを仕込んであり、座面を垂直に押し込んだときだけ心地良い揺れが発生するしくみ。正しい姿勢でないと転倒防止機能が働いて座面が動かないので、高齢者も安全にエクササイズできる。原田暁代表取締役は「赤ちゃんの寝かしつけに苦労する親を手助けしたいと9年前に着想。開発に数年かかった」と話した。
同展は2015年から毎年開催。新型コロナウイルス感染症の影響で2020年は見送り、今回は21年から2年連続の開催となった。
詳しくは中小機構の特設サイトへ。