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ペット防災含む災害対応製品の改良・普及促進に最大1350万円:東京都中小企業振興公社

2022年 5月 19日

東京都中小企業振興公社は、都市防災力の向上と産業の活性化を図ることを目的に、ペット防災を含む災害に対応する製品の改良や普及促進に助成金を交付する。助成金は最大で1350万円となる。申請エントリーは6月30日まで。書類審査や面接などを経て10月下旬に助成対象者を決定する。

助成金は「改良・実用化」と「普及促進」のフェーズで申請できる。このうち、製品の改良・実用化に要する経費の助成(改良・実用化フェーズ)は防災製品の改良・実用化の経費の一部を助成。限度額は1000万円、助成率は3分の2以内。

一方、普及促進フェーズは2区分あり、まず先導的ユーザーへの導入に要する経費の助成は、そのユーザーへ導入することが対外的な評価や信頼性の向上に繋がることが想定される場合、実用化製品などを導入するために必要な製作やカスタマイズに要する経費を助成。限度額は200万円。助成率は2分の1以内。また、展示会出展や広告に要する経費の助成は、販路開拓のため、展示会(オンライン展示会を含む)やプレスリリース配信などに要する経費を助成。限度額は150万円。助成率は2分の1以内。なお、改良・実用化フェーズの申請は必須で、普及促進フェーズの申請は任意。

対象者は、都内の本店・支店で1年以上継続的に事業を営んでおり、改良の基礎となる技術・製品等を自社で有する中小企業など。対応分野は▽自然災害=地震災害、風水害、火山災害、土砂災害▽事故災害=火災、危険物事故、船舶事故、航空機事故、鉄道事故、原子力事故など▽その他災害=酷暑害、干害、冷害・寒害、視程不良害、感染症、鳥獣害・虫害、車両事故災害、ペット防災—に対応するための事業となっている。

詳しくは東京都中小企業振興公社のホームページへ。