調査

都内中小企業の今期の景況感は、2業種で前期比マイナス:東京商工会議所

2024年 3月 26日

東京商工会議所は東商けいきょう(東京23区内の中小企業の景況感に関する調査)2024年1~3月期の集計結果をとりまとめた。

業況DIは前期比0.9ポイントマイナスの3.4となり、最高値を記録した2023年4-6月期以降、プラス圏内を維持したが、製造業、サービス業では前期比マイナスとなり、業種によって差が出る結果となった。

業種別では、サービス業が8.1ポイントマイナスの4.8、製造業が3.8ポイントマイナスの▲4.6と2業種でDI値が前期比マイナスとなった。一方で、小売業が8.7ポイントプラスの7.8、建設業が8.3ポイントプラスの13.5となるなど3業種でDI値が改善した。

「人手不足で仕事があっても取りに行くことができず、賃上げ分の利益を確保することができない」(サービス業:ソフトウェア受託開発、従業員数:85人)など、慢性的な人手不足でコストが増加している上に、営業活動に割くリソースが限られ、さらなる事業の拡大は難しいといった声が聞かれた。

詳細は東京商工会議所のホームページまで。

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