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大企業とベンチャー企業による2件のプロジェクトが新たな取り組み:神奈川県

2024年 2月 16日

神奈川県のベンチャー企業支援プログラム「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」で、大企業とベンチャー企業による2件のプロジェクトが事業化に向けて新たな取り組みを開始する。昨年10月に採択された15件のプロジェクトのうちの2件で、他のプロジェクトも年度内に実証事業を行い、事業化を目指すとしている。

取り組みが始まるプロジェクトのうち、「マンション大規模修繕工事における、スマートフォンを活用した新たな労務安全管理システムの活用と建設DXの加速」は、スマホで読み込む二次元コードを活用し、建設現場における利用に適した労務管理システムを開発しているベンチャー、SHO-CASE(横浜市中区)が富士防と連携したもの。このシステムにより、作業員の入退場日時だけでなく、作業員が所属する会社の情報や緊急連絡先、施工管理技士などの保有資格、労災保険加入状況などの情報を、施工現場で簡単に取得・管理することができる。

もうひとつのプロジェクト「電気自動車(EV)による災害時の給電救援サービスPower Rangerの開発」では、IoTシステムの構築や様々なデータを集めて分析する技術を有しているベンチャー、BellaDati(東京都港区)が日産自動車と連携。災害時に被災地へEVを迅速・円滑に配備することを目的に、両社が連携し、「災害時EV救援アプリ」のプロトタイプを開発した。同アプリでは、あらかじめ登録されたEVの電池残量や位置情報、電源供給を必要としている避難所の場所などがリアルタイムに可視化される。

詳しくは神奈川県のホームページへ。