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ディープテック・スタートアップ支援第3回公募を11月27日開始:NEDO

2023年 11月 28日

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決に資する革新的な技術の研究開発に取り組んでいるディープテック・スタートアップを対象とした助成事業の第3回公募を開始した。ベンチャーキャピタル(VC)などとの協調やステージゲート審査の活用を制度に盛り込み、長期的視野に立って実用化研究開発や量産化実証、海外技術実証などを支援する。

助成率や助成金の額が異なる3つのフェーズで構成されており、自社の状況に最も合致しているフェーズを選択する。STSフェーズ=実用化研究開発(前期)=では、要素技術の研究開発や試作品の開発などに加え、事業化に向けた技術開発の方向性を決めるための事業化可能性調査の実施などを支援する。助成額は、事業期間当たり3億円以内または5億円以内。

PCAフェーズ=実用化研究開発(後期)=では、試作品の開発や初期の生産技術開発などに加え、主要市場獲得に向けた事業化可能性調査の実施などを支援する。助成額は、5億円以内または10億円以内。

DMPフェーズ=量産化実証=は、量産技術の確立・実証にかかる研究開発や、そのために必要な生産設備・検査設備などの設計・製作・購入・導入・運用などを通じ、商用化するために必要な量産化実証の実施を支援する。助成額は25億円以内。

対象となる技術は、ロボティクス、AI、エレクトロニクス、IoT、クリーンテクノロジー、素材、医療機器、ライフサイエンス、バイオテクノロジー技術、航空宇宙など。原子力技術に関連するものは除外される。また、医薬品開発及び再生医療等製品に関連する開発も原則として対象外となる。

公募期限は12月7日まで。

詳しくは、NEDOのホームページへ。