調査

新卒者の採用環境を「厳しい」と感じている企業は 96.4%:東京商工会議所

2025年 3月 19日

東京商工会議所は、同会議所が主催した「会員企業と学校法人との就職情報交換会」に参加した企業を対象に、新卒者の採用・選考活動等の動向に関する調査を実施し、結果を公表した。2025 年新卒者の採用環境について、「厳しい採用環境である(採用が困難)」と回答した企業の割合は 96.4%に達した。

新卒者の採用環境(採用市場)の感じ方について尋ねたところ、「とても厳しい採用環境である」(採用がとても困難)が71.9%、「多少厳しい採用環境である(採用が多少困難)」が24.5%で、合わせて96.4%の企業が採用に厳しさを感じている。

計画以上の内定者数を確保している企業は13.4%にとどまり、新卒者の採用計画人数に対する充足率が50%未満の企業が40.3%を占めている。実質的な内定者がいない企業も14.6%いた。また、内定・内々定の辞退者がいると回答した企業も73.1%と高い割合であることが分かった。

応募者の募集に用いた手段として、効果があったものは、「就職情報サイト、就職情報誌」がトップで、次いで「学校への求人票提出、学校からの紹介」、「学校が主催する合同会社説明会」などが続いた。さらに、採用計画に対する充足率が100%の企業は、「自社のホームページ」と「民間企業が主催する合同会社説明会」の活用割合が、100%未満の会社より10ポイント以上上回ることが分かった。

詳細は東京商工会議所のホームページまで。

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