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中小企業による国内最大級のトレードショー始まる:産業交流展2022
2022年 10月 20日

中小企業による国内最大級のトレードショー「産業交流展2022」のリアル展示会が10月19日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まった。10月21日まで。今年は「交わり、生みだす、持続可能なミライ Move On! TOKYO」をテーマに、国内外600超の中小企業・団体が出展している。同展は、東京都や東京商工会議所などでつくる実行委員会の主催で、中小機構などが後援。リアル展示会のほかにオンライン展示会(10月12日~11月4日)も行われている。
リアル展示の会場では、「情報」「環境」「医療・福祉」「機械・金属」の4分野に加え、「DXゾーン」「脱炭素ゾーン」「次世代ロボットゾーン」といった先進的なテーマ別に製品・サービスが展示されている。このうち「脱炭素ゾーン」では、来場者が脱炭素に関するアイデアや目標など自分にできることを宣言すると、淹れたてのコーヒー1杯と交換してもらえる「脱炭素Café」がオープンしている。

また会期中には、会場内のメインステージで企業経営者や元オリンピック代表選手らによる講演が行われている。初日には、昨年12月に「第21回Japan Venture Awards(JVA)」で内閣府科学技術政策担当大臣賞を受賞したALE代表取締役/CEOの岡島礼奈氏が「科学を社会につなぎ、宇宙を文化圏に〜人工流れ星、大気データ、デブリ化防止への挑戦〜」との講演を行った。このなかで岡島氏は、人工衛星から金属の粒(流星源)を放って人工の流れ星を発生させようという事業について「(実現すれば)オーロラツアーのように夜のイベントとして活用でき、日帰りではなく宿泊を伴った観光客の増加につながる。2020年に流れ星を実現する予定だったが、動作不良で流星源を放出できなかった。数年後には再チャレンジする」と語った。
来場登録やオンライン展示会への参加は同展の公式サイトへ。